大豆の若葉

京都御苑ニュース2023年夏号

京都御苑ニュース(2023年夏号)

「ときわの緑、水の畔でゆば作り」とタイトルした拙文を掲載して頂きました。

京都御苑の近隣の施設等を紹介する連載コラム「御苑界隈そぞろ歩き」に、ゆば長を掲載して頂いております。

「京都御苑ニュース」は、苑内の各休憩所や、閑院宮邸跡収納展示館などにございます。2023年夏号は、ゆば長の店頭にもございます。お越しの際には、御自由にお手に取りなさり御覧ください。
また、京都御苑のウェブサイトからもPDFファイルを「京都御苑ニュース」バックナンバーに遡って、御覧頂けます。

私共にとりましても、京都御所は多くの想い出とともに大切な場所です。
四代にわたり御所の側に住まい続け、祖父母も幾度かの移転の度にも、ここに暮らしを求めました。子供の頃はわけもわからず、御所と鴨川が近くにあることに何の不思議もない暮らし。それが何と恵まれた環境かということは、成人してからゆっくりと知りました。
今も、京極小学校の運動場の西門からは、御所の石薬師御門まで子供の歩幅で30歩ほど。10秒程でしょうか。授業でも利用しますし、雪の朝には、「校長先生には内緒ですよ」と、こっそり雪合戦に連れて下さった4年は組の岸本先生。(京極小学校は今も、「いろは」に組分けなのです。)子供たち一人ひとりにとって、それぞれに想い出の溢れる、身近なランドマーク。
そんな京都御苑ニュースに掲載して頂くことは、家族にとっても何よりの記念となりました。

ときわの緑、水の畔でゆば作り(京都御苑ニュース2023年夏号)

御所の近くは、昔から京都の中でも、特に「水」の良いところ。
ゆばを作る上で、この地下水は欠かせません。ゆば長の地下水も何とやわらかな水でしょう。
千年の松の翠と風に守られた京都御所の畔は、とても暮らしやすくて、しかも仕事として、京ゆばをはじめ「水」を頂いて伝統食品を作るにも適った所。
京都御苑 と 水 と 私たちの暮らし。「ときわの緑、水の畔でゆば作り」とタイトルした拙文を掲載して頂きました。
今回、掲載のお話を頂きました時の喜びと共に、ひとえに感謝を致して居ります。

ときわの緑 茂りあう
御苑に近き 学び舎に
宮居(みやゐ)の甍(いらか) 仰ぎつつ
日毎に辿る 人の道

(京極小学校 校歌より)

御苑界隈そぞろ歩き_京都御苑ニュース(2023年夏号)



ゆば長