本誌 「京都のおべんきょう」 のコラムにて
「ゆばのこと」 "国産大豆の力"について掲載しております。
本物を知る「京おんな」のためのフリーマガジン 「ハンケイ500m」 vol.4 完成しました。
京都のヒューマンスケールに併せて変化する町 ~ 西洞院六条の特集号です。
フリーペーパーとして、京都の地下鉄各駅、ターミナル、市内各所に配布しています。
京都に暮らす「京おんな」の皆様も、そして、ふらりと京都にお越しの方々も
目に付きましたら、手に取ってご覧ください。
「京都のおべんきょう」と題するコラムを、年2回のペースで
江戸時代から続く老舗料亭 「懐石 近又」 の7代目御主人と、連載しております。
「懐石 近又」の鵜飼さんは、京野菜を用いた料理に関する興味深いお話とレシピを
見ただけでも美味しい写真とともに、連載なさいます。(今回は、京都の冬を代表する
聖護院かぶらの「蕪蒸し」の美味しいお話です。)
私もコラムで御一緒するのを励みに、ゆば長で作る「ゆばのこと」を思案します。
今回は、当店で原料とする、”国産大豆と豆の持つ力”についてお話し致しました。
国産大豆は雑味がなく、大豆本来の香りと爽やかさを湯葉に移すことが出来ます。
胚芽のもとになる部分が白い「白目」系大豆を使用しております。白目系大豆は、
香りが豊かなだけでなく、タンパク質が多いので、しっかりと湯葉が張ります。
これを私たちは「豆の力が強い」と言っております。豆の力が強い大豆だからこそ
「ゆば長の味」を保てるのです。
現在、九州産の大豆と滋賀県産の大豆を用いておりますが、特に、京都吟味百撰の
「京ブランド」さしみゆば と、 「京ブランド」つまみゆば の原料には、数量限定で
熊本県産(減農薬栽培)一等級の大豆を用いております。
お会いする度に、示唆に富んだお話を
してくださる union affinity の円城さん。
今回の編集後記には、京都の町並みと
景観に関する提言が、語られています。
京都に暮らす私たちには、皆、この町の姿に
対する責任があることを感じます。
京都の文化・歴史にゆかりの文化財だけでなく
ふだんの町並みも、京都の暮らしのリズムに
併せてエリアごとに散策したくなるような町
そんな 京都でありたいですね。