四君子の中の名君子、春蘭の咲く頃となりました。
春蘭のひそやかな香りが
四君子の高潔を想い出させます。
水墨で描く時には
憂国の貴人 屈原 を想います。
「漁夫辞」より
新 沐 者 必 弾 冠
新 浴 者 必 振 衣
滄 浪 之 水 清 兮
可 以 濯 吾 纓
滄 浪 之 水 濁 兮
可 以 濯 吾 足
蘇州の滄浪亭を訪れた
その日の朝は特に清しいもの。
観光客の少ない時間帯を
一人でのんびりと
私邸のように過ごした
至福の時間。
1990年のちょうど今頃のこと。