11月の秋の一日、小学校の生徒さんと過ごしました。 若葉のような、皆さんの笑顔に触れて。
当店「ゆば長」の所在します、室町学区は京都御所の北に、烏丸通りを挟んで広がる、歴史的にも文教的なエリア。
この度、ここ室町小学校の「土曜学習」として、小学生の皆さんと楽しい時間を過ごすことが出来ました。
( 2012年11月17日 )
若い皆さんの、まっすぐな瞳と澄んだ声に、(あいにくの小雨の降る日でしたが)秋の雨粒も、空気も、響きわたるよう。
午前9時から、小学校にうかがって、「姿を変える大豆と食品」についてお話ししました。
私の質問にも、皆さん、とてもよく知っているので驚きます。
先生が、3年生の国語の授業に「大豆」の話がありますと、おっしゃったことを思い出します。
毎日の食事の中に、さまざまに姿を変えて登場する「大豆」。
日本の食文化を支える「大豆」のことを、これからの皆さんにお伝え出来たでしょうか。
そのあと、大豆から出来る、「湯葉(ゆば)」のことをお話ししてから、室町通りを歩いて、当店まで来て頂きました。
皆さん、白衣に着替えておしゃべりする様子は、とってもかわいかったよ。
ゆばの薄い膜が張ったところを、上手に掬い取って。
薄いのが美味しいの。
しっかりしたのがいい。
こっちも取っていい?
まだ、入るかな?
やっぱり、もう少し、取ってくる!
みんな、とても楽しそうだったので、私達の方が見とれて笑顔がこぼれます。
皆さん、
やわらかな、ゆばの香り
覚えてくれたでしょうか。
こんな風にして、ゆばは作ります。
大豆と水だけで作るのは
とてもシンプルな作業。
やわらかな湯気の中から
そっと現れる姿が
見えたなら
それは
ゆば と
皆さんの笑顔。
この度、「土曜学習」に参加して下さった室町小学校の皆さん、本当にありがとうございました。
また、吉見校長先生、松下教頭先生、土田先生をはじめ、企画実行を御支援頂きました先生方にも、厚く御礼を申し上げます。
松下教頭先生には、当初より何度も御教唆頂きまして、私の話の内容にも方向性が出来ましたこと、深謝致しております。
また、この場を借りて、2008年から2度、来てくださった、京都聖母学院小学校の皆さんにも、心より御礼申し上げます。
皆さんとの素敵な経験が、今回の企画の大きな助けになりました。
その時の想い出を、サイトのトップページのイラストの一つにしています。
ありがとうございました。